実は、音楽はもう二度とやらないと決めていた2 

前回の記事に引き続きになります。


初めての挫折を経験し、純粋に音楽を楽しむことができなくなった。

自分のフルートは持っていたので、家で自由気ままに吹くことができたけれども

「もう二度と音楽はやらない。私はそういう覚悟をもって部活をやめた。音楽と決別したんだ」

と、当時は強く思っていたので、フルートは自分の目の届かないところに置いてありました。
フルートが目に入ると、当時の辛い気持ちや、部活から逃げた弱い自分を思い出してしまうから。


そうやって、音楽とはできるだけ関わらないように生活していました。


ところが、大学へ進学すると
教員免許を取得するために、音楽の授業を取らなくてはいけなくなってきます。
最初のソルフェージュという授業では、自分の音楽経験を書いたり、この授業を受けるにあたっての意気込みを発表しなくてはいけませんでした。

そこで私は「小学3年からの約7年間はフルートをやっていた」と正直に言いました。
他にも吹奏楽で音楽をやっていた人が当然何人もいて
その中に高校からビオラをやっている男子がいました。


するとソルフェージュを担当していた教授が
「この大学には吹奏楽はあるが、オーケストラがない。やはり大学にはオーケストラがほしい。この大学にオーケストラを作らないか?」と…

授業が終わると、先生の発言に共感し「オーケストラを作りたい」と思ったビオラの男子が
あちこちで勧誘をし始めたんです。

私にもお声がかかり、「ねぇ、オケやらない?」と誘われました。
私はきっぱり「やらない」と断ったのですが、顔を合わせるたびに「オケつくりたいんだ。お願い!!」と誘われ続け

正直困っていました…
気が付くと、彼の周りにはすでにオケを作ろうと奮起した仲間が数名いて
その仲間からも勧誘が続き…

気持ちが揺れました。
「音楽はやらないと決めた。もうやりたくない。でも部活とはちがう。それにあまりに勧誘が熱心で根負けしそう…」

悩んだ結果
どうせ人数集まって愛好会(サークル)を作ったところで、お遊びで終わるだろう。適当にやってやり過ごせばいいや。
という気持ちもありながらも、心のどこかでは
また、音楽が楽しいと思えるかもしれない。楽しんでやれるかもしれない。
という期待も心のどこかにあって

フルートとして愛好会の初期メンバーに加わることにしました。

そうして集まった5人のメンバー。
蓋を開けてみると、
・ビオラ(後のオケ部部長)
・クラリネット(吹奏楽部と兼部)
・ヴァイオリン希望の初心者(ハンドベル部と兼部)
・ヴァイオリン希望の初心者(音楽経験ゼロ)
・フルート(私)

ヴァイオリン希望の初心者が二人いるが、楽器はナシ。
練習する部屋もナシ。お金もナシ。

正直、これ1か月もてば奇跡じゃないか!?という感じでした(笑

案の定、顧問となっていただいた教授から「楽器がないと始まらない」という指導を受け
教授の息子さんが使っていた鈴木ヴァイオリンをお借りし
私の友達が高校のとき弦楽部で使っていたヴァイオリン(カルロジョルダーノvs1)を譲り受け

2本のヴァイオリンを調達しましたが
兼部している人たちは、やはり主にしている部活が忙しくなり
一人、また一人といなくなり…(泣

そして教授から「弦がいないと始まらないだろう。お前ヴァイオリンやれ」という一言で
私は触ったこともないヴァイオリンをやることになったのです。

これがヴァイオリンとの出会い(笑

どうせお遊びだろう。適当にやりすごせばいいやと思っていたら、とんでもないことに巻き込まれてしまったような…
まさか自分がヴァイオリンをやるだなんて…!!

ひとまず、サークル長から基礎を教えてもらい、始めることになりましたが、
サークル長からのミッションは「1か月間A線を引き続けること」でした。

窓際に座り、うっすらと自分の姿が映る窓を鏡代わりにして
ひたすらA線を弾き続けました。ただ本当に全弓でA線を弾いているだけでしたが

「なにこれ…楽しい…!」

少しでもまっすぐできたらサークル長に見てもらい
まだまだだね。おしかったね。弓はもっとこう!
なんて教えてもらっているのがもう楽しくて楽しくて

ただのロングトーンが楽しいと思ったこと、今までありませんでした(笑
暇さえあればロングトーン
空きコマがあればロングトーン
お昼をぱぱっと手早く済ませればロングトーン
授業が終われば終電までロングトーン


そして本当に一か月間、全弓しかしませんでした。






このころには、すっかりヴァイオリンが好きになっていました。
でもまだまだ、目新しいおもちゃを見つけて夢中になって遊んでいるという感じ。

続きはまた今度。

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実は、音楽はもう二度とやらないと決めていた 

今やどっぷりとヴァイオリンやクラシック音楽にハマっている私ですが

音楽が大嫌いだった時期がありました。


しかし、いろいろな人と出会い、ヴァイオリンに出会い、クラシックに出会い
色々な経験を通して、再度「音楽っていいな」と思えている今です。





私が音楽を始めたきっかけは、小学校のブラスバンド部に入部したことです。
小学校ではなんとなく始めて、なんとなく続けていて、とくに「おもしろい」という認識はなかったけど
練習はそれなりにやっていました。

中学校でも「なんとなく」でしたが、小学校からの経験者だということもあって、
楽譜も読めたし、技術的にも余裕がありました。
まわりから「すごいね」「きれいな音だね」なんておだてられて
上達することに喜びを感じるようになってからは、部活がとても楽しくなりました。

なかでも心に残っているのは
ビゼー作曲の「アルルの女よりメヌエット」や
ムソルグスキー作曲の「展覧会の絵」を演奏したのはとても楽しかった!

どちらもクラシックの名曲で、
吹奏楽とは音域の幅や、リズム、調が全然違うし
連符やトリルなどの技術が至る所にちりばめられていて、非常に難しかった!!

でも、パート練習でアンサンブルすると、とってもきれいなハーモニーなんですよね~
いかに響かせて、いかにきれいなハーモニーをつくり、いかにアンサンブルするか

「音楽を作り上げている」という感じがして、大変だったけどとても楽しかった!!!


しかし、吹奏楽でどうしても好きになれなかったものがあります。
それは、コンクールです。
コンクールのなにが嫌だったって、金賞取れなくてみんなでメソメソすることです(笑)
コンクールの前ってすごくピリピリするし、目標もってやれているのはいいんだけど、
コンクールって全然楽しくないから嫌いでした。


そんなコンクール嫌いの私、何を血迷ったか
吹奏楽が盛んな高校に進学し、吹奏楽部に入ってしまったのです。

そして、そこで思い知らされました。
私は井の中の蛙だった…と

地元では吹奏楽で有名な高校でしたから、吹奏楽がやりたくてわざわざレベルを落として入学してくる人もいて
技術は高かった。
コンクールにでるには部内オーディションを受ける必要があったし、コンクールで金賞とって全国行くことに全てをささげているって感じの人たちの集まりだから

アンサンブルすることが好きな私は、浮きがちというか全く馴染めなかった…

合奏していても全く楽しくないし、演奏を聴いても(失礼ですけど)全く楽しくない
というかみんな顔が怖いし、同級生同士もまじ怖い

するといつの間にか、何吹いても、何聴いても、恐ろしくつまらなく気持ちが暗くなっていく
部活どころか音楽までもが嫌いになっている自分に気づき

やめようか、やめまいかすごく悩みました。
やめてしまったら後戻りできないことを16歳の私は分かっていたし、つらいことから逃げているみたいでやめるのは気が引けた

でも、私の心はどうしても拒否するんです。
つまらないどころが、フルート吹いているだけで辛い。私はなんのために吹くんだろう。なんのためにコンクールにでるの?

そうして、入部してたった半年でしたけど、やめてしまいました。
やめるときに「私はもう2度と音楽はやらない」と自分の心に決めました。


それから大学に入学するまでの間は、音楽とは無縁の生活を送りました。









ふぅ…
長くなったので、ここでひとまず休憩。

書いていて内容暗いし、自分の音楽遍歴なんて誰が読みたがるのかと思ったけど
自分の思いを文字にすることで、再確認できたり、新たな発見があったり
今回は自分のためだけの記事です。

お付き合いいただいた方ありがとうございます(*^^*)

続きはまた明日。



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